脱モラトリアム奮闘記

モラトリアム脱出&ありたい姿を目指すブログ。「他人の記憶に残るようなアイディアを発信する」ことが本ブログのコンセプトです。

【書評】世界の数だけ、「普通」がある―コンビニ人間・考察

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こんにちは、モラトリアム人間です。今回は前回紹介した「コンビニ人間」を読んだ感想と考察についてまとめました。ここからはネタバレをゴリゴリしていくので、未読の方は前回のネタバレを極力さけた記事の方を読むことをおすすめします。

moratorium040.hatenablog.com

目次

  • 3つの疑問に対する考察
    • 疑問その1:主人公は何故コンビニに長く居続けられるのか?
    • 疑問その2:主人公と白羽は世間からは同じ「異物」として認識されているが、2人を「同じ異物」としてかこつけてしまって良いのか?
    • 疑問その3:そもそも何故人間社会は「異物」を見つけたら、排除しようとするのか?
  • 終わりに
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【本紹介】世の中に巣くう「普通」のおぞましさを暴いた芥川賞受賞作「コンビニ人間」

第155回 芥川賞受賞作】コンビニ人間 | 村田 沙耶香 |本 | 通販 | Amazon

こんにちは、モラトリアム人間です。今回は私が今まで読んできた小説の中で最も衝撃を受けた小説「コンビニ人間」について紹介しようと思います。

 

 

こんな人におすすめ

  • フリーターや独身の方
  • 現代社会に生きづらさを感じている方
  • 小説を読むのが苦手な方(168ページと短いうえにサクサク読めます)

 

目次

  • 1.あらすじ
  • 2.この本の見どころ
    • 2-1.奇想天外な主人公視点で描かれている。
    •  2-2.人間社会の普通を身近なコンビニで対比することでおぞましいものにしている。
  • 3.この本の3つの考察ポイント

 

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一番嫌いな塾講師のバイトに復帰した理由

 

 

 今日、塾講師のバイトに復帰した。「復帰した」と記した通り、私は以前にもこのバイトに従事していたが、お得意の言い訳を自身に言い聞かせた末、辞めてしまったのである。今回はその言い訳とそれでも再び始めた背景について書いていこうと思う。

目次

  •  1.塾講師を辞めた理由
  •  2.それでも塾講師に復帰した理由
  •  3.自分を空虚な人間であると酔いしれるのはカッコ悪い
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私がモラトリアム人間になるまでの話

1.私がモラトリアム人間になるまでの話 -本気人との出会い-

 大学に入ってからの私は世間体に縛られず、何かに夢中になって本気で打ち込む人達(本気人と呼んでいる)に憧れていた。

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